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「次の授業で使うやつ取ってこいって。準備室入れば実験セットみたいなのが置いてあるっつってたな?」
「見ればすぐにわかんの?」
「わかんじゃね?」
ふーん、と真島が俺と肩を並べて歩き出すと沈黙が流れた。
気まずい…話した事はなくはないけど何を話せばいいのだろうか…?
俺は何か共通の話題がないか必死に脳内の記憶を探る。
うーん…と唸っていると、まさかの沈黙を破ったのは真島の方だった。
「なぁ…変な事聞いてもいい?」
「へ?あ、うん」
「宮野ってさ…」
と、その時目前にあった準備室の扉が急に開いた。
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