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そんな恋路は、戦の炎で焼き尽くされかけていた。
第二次木津川口の戦いは、毛利・村上連合水軍の敗北で負けたからである。
兵糧は直ぐには無くならないが、士気は目に見るように低下していったのだ。
そんな劣勢の戦いの中で、石山本願寺城の出城の1つである、来砦に立て篭もって
居たのが、来好成と来一族達であった!
そこに優勢になった織田の軍勢が襲い掛かっていた!
来一族は、刀鍛冶・鉄砲鍛冶と両方を作る事が出来た一族であった。
一族である為に出来たのだ!
直系は鉄砲鍛冶を新しく学び、分家が刀鍛冶を続けていたからだ。
一族総出で鍛冶師であった、来一族であったから出来たのだ!
直系である好成は、小さい時から刀鍛冶を学び、青年になってからは
鉄砲造りを学んだのだ。
それを知っていた本願寺の戦奉行は、来一族に砦を1つ与えて守らせて、
死守させていたのだった。
その砦に織田家の軍勢が、数に物を言わせて襲い掛かっていた!
来一族の者も良く戦っていたが、数が足りずに推し負けて行っている。
また1人、また1人と仲間を失い。
好成と芳乃は、共に此処を墓場と決め手死ぬ覚悟をしていた。
芳乃は村上水軍が使っていた。焙烙弾を少ないが譲ってもらい
芳乃自信でも生産していた。
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