皇帝陛下の日常

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「ねぇ、なんでみんな立ち上がるの?」 何も知らないハリーはハグリッドに尋ねる。 「何故って…お前さん知らんのか!! あのお方は、四大貴族… スリザリンの次期当主であられるエリオル様だ」 くれぐれも失礼の無いようにしてくれ。 …………そう言って、 ハグリッドは彼に向かってお辞儀をした。 お辞儀をされたので、 エリオルも仕方なく小さく返す。 すると「エリオル様がお辞儀を返して下すった!」 と喜んでいる。彼にとってはどうでも良い事だが。 「ねぇ、君……一年生?僕、ハリーポッター」 しかし通り過ぎようとすると、 ハリーに呼び止められる。 顔を顰めて振り返ると、ハグリッドが慌てていた。 呼び止めるなんて…なんて恐れ多い事を! なんて言っている。 別にエリオルは気にしていないのだが。 「そうですか。私はエリオル・スリザリンです」 そう言うと、さっさと去ろうとする。 早くトムにレンガの壁を開けて貰わねば。 ……が、またしてもハリーは呼び止める。 「また会えるかな!その時は宜しくね。 僕……魔法界の事、全然知らないから」 面倒な……と思いつつ、返事を返す。 此処は人の目がある。 こんな事でスリザリンの名を 汚す訳にはいかないのだ。

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