1988【幻想と恋慕】

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待ち合わせ場所には、先に来て待っている彼が目立っていた。 白のコットンシャツに白のジーンズ。 全身白づくめなので改札口でとても目立っていた。 私の姿を見つけると、情熱的な黒い瞳で、ずっと熱い視線を送ってきた。 二人の距離が近づいていく瞬間。 心臓が止まりそうなほど鼓動が激しく、手に汗をにぎり、ふらふらで倒れそうだった。
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