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悪夢の始まり
ジェシカ「ああ、怖いわ。お姉様…。」
サンドラ「大丈夫、大丈夫よ。私が貴方を守るから。」
私達は雪山で遭難して、ようやく洋館の前に辿り着く。
扉を開けなければ凍え死ぬだろう。
サンドラ「すみません!誰か居ませんか?」
モブ爺「おや、遭難したのですか?よろしければ部屋が空いています。泊まっていきますか?」
サンドラ「ええ、頼めるかしら?」
ジェシカの代わりに返事をする。
モブ爺「では部屋にご案内しますね。
ここには貴女方のように遭難した方が8人いますから、ごゆるりと雑談でも…。」
サンドラ「ごめんなさい。暖まりたいの」
モブ爺「わかりました。では部屋に名前の書かれたものがありますので、参考にしてください。」
サンドラ「名前?……。そうわかりました。」
モブ爺「では私はこれで失礼します。」
早々にモブ爺はロビーへ行ってしまった。
まさかここに泊まると決めた選択が、悪夢の始まりだとは思いもしなかった。
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