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あなたがくれたもの
あなたの悪ふざけは、まだ続く。
交換日記に今度は、仙人みたいなおじいさん。
彼の善の心の化身で、遼老師。
「フフフ・・あまりイチャイチャして、みゆき殿の勉強の
邪魔せんように、ワシは呪文をかけておいたぞよ。
フフフ・・安心せい・・」
そういって老師は彼の中に、とけ込んでいった。
ウケる!
それとは逆に悪徳遼公もいて、
こっちは彼の悪い心。
だらけた精神の化身だって。
笑っちゃう。ホントに笑っちゃう。
##
あなたといるとなぜか、温かい。
あなたといる、空気が好き。
猫のミーコが居て、コーヒーと煙草の匂いがあって。
勉強して、たまにお鍋を二人でつついて。
逆にあなたが、お風呂をもらいに兄と一緒にきたり。
また兄をからかって、私を笑わせてくれる。
和やかな空気が好き。
食事を用意して、みんなで食べて。
当たり前の様に、時間が過ぎてゆく。
その時間が私は嬉しくて、当たり前の様に大切で。
ルンルンで料理してる私を知ってる?
なんか新婚さん、みたいだね。私達、もう夫婦みたい。
こんな些細なことが、こんなに嬉しいなんて。
天にも、登るみたい。足元がフワフワするの。
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