その鼓動を、一番近くで

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おしぼりをもって濡れた床に手を伸ばすと、 横からスッと長い腕がのびてきて、 私は思わず顔を見上げた。 「お疲れ、戸井田。大丈夫?」 ……っ、市倉さん……! 「あ、っお疲れ様です……!」 はっ、と気づくと 床は市倉さんによって綺麗に拭かれてて。 「すいません、ありがとうございます…っ」 「スカートにかからなかった?」 「はい、大丈夫です」 「よかった」 はぁ……スマートでほんと優しいよなぁ。。
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