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そう言われてみれば、体調が悪かっただけじゃなく…
良く食べるようになっていたし…
体型も少しふっくらとして来ていた。
半年もしない内に、俺もパパか…
なんだか照れ臭いな。
このままずっと、彼女を甘やかしながら過ごして行くつもりだったのに…
新しい目標と楽しみが出来た事が嬉しくて、彼女を再び抱きしめた。
予定していた旅行をキャンセルして、その大事な日までゆっくりと過ごす事にした。
年明けから数ヶ所回るツアーの前半は気が気じゃなかった。
けど、予定より少し送れて生まれて来たのは、元気過ぎる男の子だった。
女の子なら絶対に嫁には出さないつもりだったけど、男の子か…
こりゃ、英才教育でもしちゃいますか。
そんなこんなで、2/14 加藤家に生まれて来た湊は、俺のアコギが子守り唄代わりとなり、すくすくと育っていった。
こんな俺を親にしてくれた夏希に感謝した。
夏希、湊。
お前達を一生全力で愛して、幸せにしてやるからな。
覚悟してついて来いよ!
【完】
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