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敦司さんのが言うように、二人の暮らしは楽じゃなさそう。そりゃ、この部屋を見れば、援助もしたくなる。
「敦司さんは何て言ってるんですか?」
「・・・紡君の認知と二人の生活の援助を申し出ています」
「敦司さんは、私一人で紡を育てられないと思っているワケですね」
「・・・貴方だって思うでしょ?高校中退で、今の働き方では安定した収入を得られるはずないコトを」
「・・・」
「どうして!?そんなに頑なに敦司さんを拒むんですか?」
「これは私と敦司さんの問題です。どうして、他人の貴方が口を挟むんですか?」
「それは・・・高校時代、色々とお世話になった人だし。
今だって…良き相談相手の人ですから・・・」
敦司さんは俺が仕事で悩んだ時も、親身に相談に乗ってくれた。
そんな人だから、俺を頼りにしてくれて、相談して来た敦司さんの役に立ちたかった。
「敦司さんは凄く後悔しています。
貴方と離婚したコトを。こんなコトになるなら、離婚なんてしなきゃよかったと」
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