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肩の触れ合う距離。
一つのタブレットを一緒に観ているのだから仕方がないけど、触れている部分がとっても熱い。
「君はコーガのファンか?」
「分かります?」
「君の目はコーガしか見ていないからな」
でも、コーガ以上に私は社長を意識していた。
「コーガのファンか・・・じゃ今度会わせてやろうか?」
「本当ですか?」
「コーガ位たやすいぞ。何なら『スターファイブ』全員でもいいぞ」
「・・・」
私は完全に社長の口車に乗せられていた。
このまま社長の思惑に乗せらたら、彼の思う壺だ。
「やっぱり結構です。
何だか裏がありそうで怖いから・・・」
「裏?別に裏はないけど・・・コーガばかり観てないで、俺も見て欲しいな。そういう風には思っているが」
彼は気づいていない。私が意識しているコトを。
「まぁ、俺に惚れてもなくても、君は俺のモノだ。さてと本題に入るぞ」
社長はタブレットを持って、立ち上がった。
コーガが遠のいていく・・・
本題って、今までのは前置き??
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