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「雪姫、コーヒー」
「分かっています。会長、今からコーヒー淹れてまいりますので、暫くお待ちください」
「俺の為に白雪姫がコーヒーを淹れてくれるのか?嬉しいな」
私は会長に一礼して、給湯室に消えた。
私にラブラブな舅にクールな旦那。
逆の方が良かった気がするけど。
「会長のお口に合うかどうか分かりませんが・・・どうぞ」
「大丈夫だ。俺が白雪姫の味に合わせるから・・・」
「雪姫、座れっ」
と社長が自分の隣のスペースを座るよう促した。
「会長、何の御用ですか?」
「・・・別に達生お前に用はない。
白雪姫に会いに来ただけだ・・・」
「だって…雪姫、なんか話してやれ」
「愛想のない息子ですまないな・・・俺の方から後で、達生には言い聞かせておくから・・・」
「いえ、別にそれは結構です。会長」
全く、社長と上手くいく自信はないけど。
自分の運命と呪うしかないーーー・・・
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