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~達生side~
俺の見合い相手は明姫さんじゃなく雪姫で良かった・・・
それが俺の本音。
「遅くなって済まない!!」
俺は雪姫をエレベーターホールまで送り届けて、幹部達が揃う会議室に急いだ。
俺の妹・小野瀬奈有(オノセナユ)部長の進行で会議は進んでいた。
「一体何をしていたんですか?社長」
俺の隣に座るのは副社長の小野瀬棗(オノセナツメ)
棗と奈有は夫婦で幹部。
「・・・婚約者と話をしていた・・・」
「婚約者?あ・・・子会社の『メディアパークス』に居たっけ」
「まあな・・・」
「今度俺と奈有にも紹介してくださいね」
「ああ」
「これが会議資料です」
棗が俺の分の会議資料をくれた。
「サンキュー」
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