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夕暮れ時の街中を走り、銀座に向かう。
「!?」
車窓を眺めていると思いきや、達生さんは居眠りをしていた。
どうりで静かなワケだ・・・
「お疲れのようですね・・・」
信号待ちで車が停まると運転席の逢沢さんが私に話し掛けた。
「・・・運転も秘書の仕事ですか?」
「あ…そうですね・・・でも・・・運転は私の仕事だと思います。貴方には社長の隣で事務の仕事をして貰うつもりです」
「では、内勤の仕事ですか・・・」
「そうですね・・・」
「頑張ります」
「頑張って下さい」
信号が青となり、話を終わった。
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