差別

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彼は友達とレストランで食事をしようと思った。 レストランに入ろうとした。 「身体障害者のお客様はお断りします」 ウエイターが彼らをとめた。 「この人が誰なのかわかっているのか?」 「お断りします」 「金メダリストだぞ」 「お帰りください」 「なんだと」 「帰ろう」 「でも」 「良いんだ。帰ろう」 彼は車イスを軽やかに反転させてレストランの外に出た。 少し進み橋を渡っていると、彼は急に悔しくなってきた。金メダルを首から外すと橋の上から川に投げ捨てた。 気がつくと彼は橋の上で号泣していた。
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