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「では、これを会長に確認をとってきますね。」
彼は景彦の世話役、巳扇颯太。
「あぁ、よろしく・・・・・・あ!ちょっ待った!!颯太!」
慌てて声をかけたが間に合わなかった。
「会長!失礼します!・・・・・・!?」
颯太は言葉を失った。
「あー遅かった・・・」
「ちょっと!会長何やってるんですか!!」
景彦の声をかき消すように颯太が声を張った。
「いーからほら、部屋戻るぞ!颯太!・・・ごめんな、嵩澄。」
慌てて後から入ってきた景彦が颯太を抑える。
勢いよく入ってきた颯太は、俺が昴とキスしているのを見てしまったのだ。
「え!李宮さん知ってたんですか!?」
声が遠退いていく。
「・・・嵩澄さん・・・」
昴は心配そうに俺の顔をみてくる。
俺は昴に二人の時は名前で呼ぶように言ってあった。
「大丈夫だよ。景彦には言ってあるし、ね?」
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