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紅茶を作ることが生徒会に直接の関係があるわけではない。
ここに集まる生徒の多くは財閥やグループの跡取りとなる人達だ。
そんな人達が周りに流されることなく気品と礼儀を観察し、個性がでるよう、選ぶ基準として紅茶にした、と代々言い伝えられているそう。
「今年はすごい顔触れだな。」
会長である、樂間嵩澄は候補生データを見ながら副会長へ声をかける。
「あぁ。みんな学校外でも有名なやつばかりだ。」
副会長、李宮景彦は自慢気に話す。
「茶会が楽しみだな。」
今日は会長が待ちに待ったお茶会が開催されている。
「さぁみんな、私達に最高の紅茶を振る舞ってくれ。」
「緊張する必要はない。肩の力を抜いて楽しんでくれ。」
それぞれ、役員の先輩方が言ってくるが緊張するな。は無理な話だ。
こうして、茶会は進んでいき無事に終了した。
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