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この時は確か、17時か18時くらいに布団に入り、もぞもぞ途中で起きて煙草を吸ったりを繰り返していましたね。
いくら睡眠導入剤を服用したとは言え、さすがにこんな早い時間から眠れません。
── 薄暗闇だったのが、本格的に夜に傾いて行きます。
どんどん暗くなっていく万年床の周辺。
普段、窓から差し込む街灯の光や、玄関の常夜灯、近所の人が出入りする時の灯りが無いだけで、こんなに違うものかと刮目しましたね。
住宅街の裏通りに位置する、私の家付近では車のタイヤ音すら聞こえません。
台所用のS字フックに、昔100円均一で購入した玩具みたいなプラスチックランタンを引っ掛け、適当な場所から吊るしてみる。
息も絶え絶えな灯りでしたが、光源が高い位置にあると下に向かって拡散するので、イイ感じです。
震災の後、テレビでペットボトルと懐中電灯で作るランタンがありましたが。
なんか昭和のイメージですよね。
ゴミ袋の雨合羽とか。
昭和初期のお爺ちゃんやお婆ちゃんって、こういうヘンな工夫が大好きなイメージ。
実用性は度外視で、とにかく物を捨てないのが賢い生き方というモットーなのか。
実用性の面で見ると、持ち手が付いたアウトドア用のLEDランタン。
あれは抜群にイイです。
何かあった時は、へたすると懐中電灯より有能。
一つの部屋に皆集まると思うのですが、一人一個懐中電灯を持つより、一個のランタンを部屋に一つ吊り下げるだけで、かなり広範囲をカバーしてくれます。おトクであります。
最近ではお安い物も出回ってますし。
震災に遭ってなくても、一つくらい持って置いた方が良いと思います。
車の運転中に山道でガソリンが切れたとか、みんなで花火、海水浴の帰りの着替え、夜のバーベキュー、急な照明の電球切れ、明かりを付けるまでもない深夜のトイレ……etc
一個あれば、災害時以外でも用途が広いですし、しかもハンズフリーは有能です。
震災後、一年が経過した今。
北海道のホームセンター等で、今でもLEDランタンが売られています。
ランタンの良さを実感したのでしょう。
やはり、アレは絶対おススメですなぁ。
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