第二話 都より人来たる

7/7
前へ
/11ページ
次へ
「残念ながら、ワシはもう帰らねばならぬ。そのうち折を見てゆっくりと話し合おう!」 まるで地から足が浮いたかのように、お役人様は去っていきました。 おじいさん達は引き留めません。 今はともかく、怒りを買っていない事を祈るしかありませんでした。 後日、都では新たな噂が増えました。 例の村には垂涎の美少女が住んでおり、顔に鼻くそを頂戴できる、というものでした。 これには一部の病的な人々に感銘を与え、そして足を向けさせるのでした。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加