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今年も僕たちは、僕たちの実家があり、二人が出会った田舎の地元へ行くことにした。
年に数回しか会うことができなくなった僕たちは、背丈や服装、雰囲気が変化していった。
高校生時代の彼女はお世辞にも可愛いとも綺麗とも言えず、沢山の友達がいるわけでも、どこかグループに入っているわけでもなく、どちらかといえば教室のはしっこで本を読んでいるような女の子だった。
だから僕たち二人がいつも話すことは、読んでいる本の内容であったり、学校で習った勉強、将来の話くらいだった。僕自身も友達はあまり多く作ったりはせず、他の人と一緒に行動するというよりは1人でその時の好きなことをしていた。(だから僕たちはどこか惹かれ合う何かをお互いに持ち合わせて、付き合い始めたのかもしれない。)
彼女は専門学校へ行き始めてから、少なくとも高校生の頃の雰囲気とはいくらか変わっていた。とはいっても、彼女は目立つことが好きではなかっただけで、メイクをしたり表情を豊かにしてみたり、歩き方を変えるだけで華のある女性になる素質は持っていた。
だから年を追うごとに彼女がとても綺麗に、上品な女性へとなっても僕は特別驚かなかったし、そういう彼女を知ることができて僕は彼女をより一層好きになっていた。
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