第4章

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みんなの困惑と不満の顔が並ぶ。 窓の方には,突き抜けるような青空が広がっていて,ボクたちを見守っていた。 何が正しいのかなんて分からない。 ボクとミオンは仲間外れにされるかもしれない。 それでも。 それでも,大丈夫だと思えた。 静かな空気が教室全体を包む。 「みんな初めまして!アサクラミオンです。ボクは,みんなと違ってオーラが見えません!だけど,……だけど,よろしくお願いします!」 ミオンが元気よく頭を下げた。 教室がまた少しざわめく。 ボクは,大きな声でそれに続いた。                                        了
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