1人が本棚に入れています
本棚に追加
みんなの困惑と不満の顔が並ぶ。
窓の方には,突き抜けるような青空が広がっていて,ボクたちを見守っていた。
何が正しいのかなんて分からない。
ボクとミオンは仲間外れにされるかもしれない。
それでも。
それでも,大丈夫だと思えた。
静かな空気が教室全体を包む。
「みんな初めまして!アサクラミオンです。ボクは,みんなと違ってオーラが見えません!だけど,……だけど,よろしくお願いします!」
ミオンが元気よく頭を下げた。
教室がまた少しざわめく。
ボクは,大きな声でそれに続いた。
了
最初のコメントを投稿しよう!