第3章

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第3章

土曜日,昼ごはんを食べて,ボクは公園に向かった。 ミオンも来ていた。 「よぉし,丘まで登るぞー。坂道,けっこうキツいぞぉ!」 集合するなり言いだして,ヤマザキ先生は嬉しそうに自転車を漕ぎ出した。 黙ったまま着いて行く。 きまずくてミオンと口がきけない。 坂道は結構キツくて,ボクとミオンも必死に自転車をこいだ。 こいでいる間に昨日のことなんかどうでも良くなってきた。 結局,先生は直ぐにバテて,サッカークラブでいつもトレーニングしているボクとミオンの方が早く丘まで着いた。
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