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「よろしくね」
そのときボクは確かに,目の前の男の子が悪魔みたいに口元を引き上げたのを見た。
「よろしく。イシカワミソラです。変な名前同士仲良くしよっ」
ボクは気づかないふりをして,おどけて見せた。
よく分からないけど,やり返したつもりでいたのだ。
「ミオンくんのオーラ,見たことない色だね。金色?っぽいけど,いろんな色が混ざっている感じ」
「そうだねっ」
後ろ側にいる女子のこそこそ話が耳に入る。
ミオンのオーラの色は,やっぱりスゴイらしい。
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