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ああ、何でここにいるんだろう。 どうしたら良かったのかは分かりきっていた。 鉱物を調べる博士に絶対になる! そう思ってた昔の日々はとてもキラキラしていたのに、今はとても世界が鈍い色に見える。 勉強したくない、遊んでいたい、石を眺めていたい 色々と思った事があった。 その全てが今に、繋がっていた。 自分にはここまでの勉強は出来ないと諦めて 言い訳をして、とてもかけがえのない物だったはずなのに、私はあの日、未来を捨てた。 なのに今になって、心の中に棘が刺さる。 昔の自分が睨み付けて怒る。 [そこまでやりたい事だったなら、今が辛かったなら何故突き通さなかったのか]と…。 正しいことだった。言い返す言葉さえ見つからない 落ちている石が、太陽の光に輝く石が私にささやく (今からでも遅くないよ?まだ未来はあるんだ) (やりたいことを、してはいけないなんて誰も決めてない。未来はこれから作っていけばいい) そのささやきに耳を澄まして涙する私がいた。
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