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食事を済ませ、歯を磨き、寝間着を洗濯機に投げ込んだ。洗面所の鏡の前で髪を整える。頭に再度水をかけ、ドライヤーで乾かしながら額を出し、七三分けにした。こうすることでこのお化けじみた顔にも少しは清潔感がでるだろう。整髪料をつけるのはしばらくぶりだ。平日はつけないし、休日出かける際は帽子を被るので髪をセットする必要がないのだ。
自室に戻り、着替えを始めた。汗で髪型が崩れないうちに外出したい。扇風機を回しながら昨晩遅くまで悩んで決めた服を手に取った。
僕の服はシンプルなデザインが多く、夏はもっぱら無地の白Tシャツだ。しかしお嬢さんの行くところならきっとおしゃれな空間に違いない。それに見合った服装をすべきだろうか。
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『お嬢さん。明日、ドレスコードはありますか?』
昨晩、僕が彼女に送ったメッセージである。「特にないです笑」とのことだった。かわいい。
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