episode2:私の未来と小さな命

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この子は、いや、人間はきっと「生まれたくて」生まれてくる。 私は、誰かに愛されたい、愛したい。 私が産む決断をすれば、双方Win-Winなのだ。 そう、感情をこじつけた。 実際は、感じたことの無いものを感じていた。 守りたい。 今は守れないそれを、守りたいと思った。 私にしか守れない。 あぁ…きっと、私はまだ数mmの子供を愛しているのだ。 私にも、愛というものがあったんだ。
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