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食事が終わる頃、斎藤さん達がついて来るように言われ、行った場所はいろいろな設備が調っているみたいにたくさんの機械がならぶ。
私はただただ驚いて口を開けてびっくりしてた。
《電話に机、ボードくらいはあっても、まぁ~普通。》
斎藤さんが、私の背を押しつつ部屋着の中央へ・・・
《でもこれは?黒のスーツに武器になりそうと言うか武器そのもの、伸び縮みする棒や硬いものがはいった服・・・》
警備の仕事を私自身が考えていたより身体を酷使するのかと改めておもった。
《何だか普通の警備とは違うような・・・私は何故?ここに》
「あの~ここは?」
「今日からここが職場、仕事内容、難易度MAXの割に合わないってヤツ。」
《はいぃ?》
結城さんは、ニタッとした笑顔で手はグッドのサイン。
「えぇーっと。皆その辺の椅子に座ってくれ。」
《おっ、班長が、やっと説明してくれそう。どの席に・・・》
斎藤さんが、手招きしてくれて、私はすぐ横にすわった。
「新人の北条で計6名、これからこのチームで任務にあたる。」
《んッ?6人、後の2人は?》
「ここにはいない堂本と綾野の2名は、要対象者宅に行っている。仕事内容は、対象者の安全それと襲撃の阻止。」
・・・・・・
《割に合わない仕事はこれの事かぁ~》
「ふぅ~。」
私は、昔の自分を思い出していた。
数十日前の事、私の夜はいつも、研ぎ澄まされたナイフのように気がたっていた。
襲撃に備え、夜があけるまで屋根の上で眼を光らせていた・・・
朝日を浴びながら夜の事を思い考えていたあの日を!
《そう、まさにこんな感じが・・・する。》
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