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ドア開け斎藤さんが運転する車に乗り込んだ。
「北条、資料は後で私達だけで、できる事があるから。」
「あっ!はい。」
ファーストコンタクトは、女性同士でしっかり聞き取り、斎藤さんは、きめ細かく寄り添う感じと言うように、私に教えている。
一時間後、チーム全員到着。
私は、学校の登下校やプライベートにも友人として常にそばにいる事になった。
何度か登下校を一緒にしていたら、早速メールがきた。
内容は、新しい友人の悪口、つまり私の事。
《今のところメールだけで、いたって普通。まだ危険性はない。一応、斎藤さんに報告。》
「メールだけなので普段通りにして下さい。それと、そのメール写真に撮っても?」
「はい。どうぞ。」
「今は、いいです。友達に見せてる感じに。」
「わかりました。」
しばらく、笑顔でスマホとにらめっこ。
こんな感じが1ヶ月、何事もなく続いた頃学校から帰る途中、後ろからの視線・・・
少し気味悪い感じがした。
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