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車に乗り数分後、到着した場所は、ブランド店がズラーとならんで建っている所に車がとまり敷地内なのがうそのよう。
私は、またも口を大きくあける事となった。
《いったい敷地内に店がいくつあるの!!》
車のドアがあき、店の前で店員が待っていて私は、どうすればいいか分からず、オロオロしていた。
藤本さんが私の方へかけより一言。
「どちらの店の物がよろしいですか?」
《どちらの店って、私に決められるわけないでしょ。》
「・・・」
「私めがお決めになってもよろしいですか?サイズは、M?」
私は、首を上下に振りうなずき藤本さんの顔をおねがいを込めて見つめた。
藤本さんは、少し頬が上がり笑ったように見えた。
「旦那さまの好きなブランドの中から何点かお選びします。」
「あのうぅ~1着いくらに?。」
藤本さんは、にこっと笑顔で180度向きを変えるとお店にはいって行った。
私も着いてゆき店に入った。
藤本さんは、お店の人に指差して左から右の服を外させて箱に詰めさせている!
お店をまわる事5店舗、藤本さんは手ぶらで出てきて、お店には到底見えない所に私を連れて行った。
「藤本さま、本日はどのようなお召し物を・・・んッ!こちら様は?」
「旦那さまから、こちらの方の洋服をと。」
「承りました。」
「失礼ですがお名前は?」
「北条です。」
「北条さま、サイズを測らせていただいても?」
「・・・」
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