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私は、この空気間が特に苦手。
何か班長に言うことを考えている途中、今日の契約の事が気になった。
「班長、そう言えば?海堂さまの件どうなりましたか?」
「その件は今は、保留にしている。」
「それは私ではやれないと言うことですか?」
「そうじゃない!君はよくやってる。」
「だったら・・・なぜです。」
「契約に不備が・・・北条、君はこの仕事がしたいのか?」
「えっ。」
「したかったとしても、無理だ。」
「班長!」
「次の仕事が決まるまで休め・・・ろくに休んでないだろ。」
班長は、また椅子に腰掛け後ろを向き、腕を上げ、手だけで下がるように指示した。
私は少しムッとしたが、考えようにはお世話になった女将さんに、会いに行けると思いハイハイと頭で返事をしながら部屋を出た。
「失礼しました。」
「バタン」
《今日のリーダーは少し変だったなぁ~》
いつもの班長らしくない感じが、気にかかるとしても、私は久々の休みに気分があがる。
数日あるのなら、女将さんに会えそうで、仕事の事は休み明けにわかるから、気にしてどうすると思うようにした。
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