家族 

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 私は首を傾げながら、チームが集まるところに戻ると、斎藤さんがすまなさそうに両手を重ねて目の位置で謝っていた。 私は、掌をみせて大丈夫と合図した。  「ふぅ~」 私はため息ひとつ、ままならない気持ちをはいた。 斎藤さんが気にかけて私の顔を見ながら声をかける。  「どうしたの?何が問題でも。」  「いえ、ただ明日から休みに・・・」  「( -_・)?休み!?」  《なんで?忙しいのに・・・》  「・・・そう休みに。」  「あ~そう?なら!フェアリーの件はキャンセルになった!」  「保留だそうです。」  「保留?なんで、あぁ~大口だけど問題がやまずみだからだよね。」  「私では勤まらないみたいです。」  「・・・」  《はは~ん!さては班長、北条の心配を。》  「斎藤さん?」  《面白そうな!?事になってる?皆に話す!それとも・・・》  「斎藤さん!」  「あぁ、北条で大丈夫!勤まると思うけど契約内容がね!?班長が嫌がったんだ?」 私を見ながらニヤニヤしてる斎藤さんが何かしそうで嫌な予感・・・
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