鳴海結愛と鳴海滅愛

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それはかの双子の姉妹が生まれたばかりのことであった。 ある家族に双子の姉妹が生まれた。 鳴海結愛(なるみゆい)鳴海滅愛(なるみめい)。 それから家族は離婚の危機や事故に何故か遭遇することが多くなった。 「この姉妹のうちどちらかが不幸を撒き散らしているに違いない!」 「そんな!二人を捨てるなんて出来ないわ!」 両親は言い争う。 「ならば二人のうち一人を育てよう!」 そして両親は段ボールに拾ってくださいと書き置きし、赤子を入れた段ボールを電信柱のすぐそばに置き、家に戻った。 母は泣いていたが父はせいせいしていた。 一方捨てられた赤子は何者かに拾われる。 拾われた赤子は13年経ったある日出生の秘密を知り自分を捨てた一家に復讐を目論む。
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