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黎明
月のない夜
星の見えない空
あるのはギラギラと輝く人工の光
人はたくさんいる、物も溢れている
でも 自分が求めるものがない
求めて手に入らなかったもの
求めることすら出来なかったもの
なり振り構わず奪いにいき
それでも手からこぼれ落ちていってしまったもの
挫折、裏切られ、裏切る
何を求め、何を捨てたのかさえもわからなくなってただ1人…
大勢の人と物に囲まれた中で自分だけが1人でいることと
周りに何もなく誰も居ない場所で1人でいることと
どちらがより孤独を感じるのか…
永遠に続くかと思われる暗闇の中何も出来ず
することもなく ただ1人
ー 堕ちてゆく ー
どれくらいの夜を過ごしたのか
何も考えず、考えることにすら疲れ
ただ息だけをしている
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