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『お前、なんか俺に言いたいこと、あんじゃねーの?』
『はい……?』
そして、冒頭の発言に至る、というわけだ。
「えーと…何のことでしょうか、先生?」
言いたいこと?そんなの今だって言いかけて…そうか、言えばいいのか。
「いい大人なんだから、そろそろ片付けを覚えて整理整頓覚えて貰えません?俺がちゃんと薬を整理してるから、先生だって気持ちよく仕事ができるってものでしょう?」
「そーか、なるほど。あくまでシラを切るんだな、お前は」
シラってなんのことだ、と言い返そうとして。
視線を合わせれば、いつもより真剣な眼差しで俺を見て来るものだから、思わず言葉を飲み込んでしまった。
から、次の言葉の意味を飲み込むのに数秒かかってしまった。
「好きなんだろ、お前。俺のこと」
「………。
はい??」
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