第1章 出会い

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もう少ししたら、待ちに待ったものが僕のところにやってくる。 僕の国では、ある年齢になるとドラゴンの卵を授けられる。 その一大イベントに、1週間前から、待ちどうしくてワクワクしていた。 僕が欲しいのは、赤のドラゴンの卵。 そのドラゴンの卵がやってくると思うと、昨日の夜は、緊張して眠れなかった。 今朝、やっと僕のところにも、それがやって来たのに、 朝起きて見た、僕のドラゴンの卵は、青かった。 青いドラゴンの小さな卵。 気に入らない僕は、青のドラゴンの卵を受け取らなかった。 そんな僕に怒った両親は、せっかく授けられた卵を取りあげてしまったのだ。
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