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座ってはみたがまだ入ると決めてもいないのに色々してもらうのも悪いだろう。
ましてや、人数の足りない同好会。
俺が入れば部活になるのであれば、期待だけさせるのも申し訳ない。
「そんな事は気にせんでよい、ゆっくりしていくがいい」
黒髪ポニーテールさんに普通に心を読まれる。
目の前には茶と和菓子が用意された。
「じゃあ~自己紹介しましょうかっ」
元気な赤髪ツインテールの娘が場をしきり出す。
「まずは部長からどうぞっ」
「この部の部長、白磁 雪音(ゆきね)二年、よろしく」
無表情で案内してくれた白髪の少女が淡々と語る。
部長だったのか……
改めて見ても消え入りそうな…雪の音のような、名前にぴったりの美少女だ。
先ほどの出来事を思い出す。
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