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何を中二病乙と言われるかもしれないがそう感じるんだから仕方ない。
勉強ができても運動ができても女にモテても興味がなかった。
(きっと高校生活も同じようになるんだろう)
無味乾燥とした日々を送り、流されるまま毎日を過ごすんだろう。
しかし、別にそれでもよかった。
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ー教室内ー
ワイワイガヤガヤ
「いやー初日からモテっぷりを発揮してたなー」
俺の机に座り視界を遮っているこいつは楠木 亜波(アルファ)
中学時代から三年間同じクラスだったやつで、派手な茶髪(校則はユルい)で短髪をワックスでツンツンヘアーにした少しつり目だが、ヤンキーといった感じではなく、どちらかというとお調子者の類。
バトル物だったら主人公を庇って真っ先に死ぬやつだ。
「俺にもおこぼれくれよなー」
教室で人が多い手前こんな事を言っているが
こいつはゲイだ。
いつも俺の尻の穴を狙っている。
「なぁ関係ないけど耳に舌を入れていいか?先っちょだけ」ハァハァ
こんなやつだが中学からの友達で別に悪いやつではないので俺は優しい言葉を投げかける。
「失せろ、モブが」
そんな言葉を無視するようにモブは会話を続ける。
「なぁ、それよりお前部活決めたの?」
部活か……
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