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「円」を解いていた俺は普通に悲鳴をあげた。
よく見ればファンクラブを率いていた女の子だった。
「初めまして、わたくしは雨の幼なじみ『藤紫陽花』よ」
「わたくしの可愛い雨のファンクラブ親衛隊長をしているわ」
「貴方は雨が初めて恋心を抱きかねない男性になったわ、努々気をつける事ね」
「わたくし達にもそうだけど…」
「何よりも雨自身にね」
ズルッ
ゴチン「ぎゃっ!?」
親衛隊長は普通に足を滑らせ、地面に落下した。
下着が丸見えになった。
「どうやらお仕置きが必要のようね」
親衛隊長はそう言うと
犬のようなポーズで俺の足におしっこをかけ
「これこそがシャカシャカチキンよ!」と訳の分からない事を言って
ダックスフンドのようにヨチヨチと闇へ消えていった。
俺は絶望する
雨さんを回避しても
雨さんを取り巻く周囲にも変人がいた事に。
俺の心が休まる時は決してなかった。
雨の生理予定日まで……あと20日………
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