第六話 響 十十

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俺はある考え事をしていた。 今この部活に必要なもの。 それは顧問でも歓迎会でもない、俺の覚醒が必要なんじゃないのか? そう、『突っ込み役』 決定的に足りていないのがそのポジションだ。 やれやれハーレム無双系からはちゃめちゃが押し寄せてくる系主人公にクラスチェンジを果たした俺だったが、更にもう一段階クラスアップする必要があった。 俺は意を決して部室へ戻った。 -------------- 雪音「昔々あるところに、おじっ 夜永「うぉわぁあぁあぁっ!?怖い話をするなぁぁぁっ!?」バキッ 雪音「行けば……わかる……さ」ドサッ ジュウト「これ桃太郎ですよ、何が怖いんですか」 夜永「し、知っておるぞ!桃太郎は本当は血肉の塊から産まれた鬼の子で夜な夜な老夫婦を調教し、老夫婦を犬猿雉のように奴隷として酷使させ自分を捨てた鬼達に復讐するための惨劇の物語というのを!」 ジュウト「桃太郎に謝ってください」 雨「そんな都市伝説聞いた事ないなぁ、ジ○リ作品の都市伝説ならよく聞くけど」 太陽「あっ!実はト○ロは中身はトロトロ、外はサクサク!ふわっとハーモニカ!こうやって、すくって食べてってやつですか!?」 ジュウト「最初から最後まで何言ってんだお前」     
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