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第七話 丁子染 香茶
-職員室-
「顧問の先生?」
俺は職員室を訪れ、自身のクラスの担任に部活の顧問をしてくれる先生がいないか相談をしていた。
「う~ん…難しいわねぇ、新任の先生ももう配属される部活決まっちゃったし…」
「そうですか…」
「あっ、あそこにいるコンビニの体育教師さんなら暇してるからなってくれるかもしれないわ」
「ただ今揚げたてのフライドポテトを俺が食べまーす」むしゃむしゃ
「失礼しました」
ピシャッ
コンビニの体育教師って何なんだ。
しかし困った事になった、このままでは夜永さんの財閥が開発しているという猫型ロボットが顧問になってしまう。
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回想
<先日>
雪音「夜永、開発状況はどうなってる?」
夜永「順調に進んでおる、今週中には起動実験を行い実用まで至るであろう」
ジュウト「雪音さん夜永さん、それは著作権的にも倫理的にもマズい気が」
夜永「何か問題か?」
むしろ問題しかない。
夜永「この開発は必要なのだ、過去に生きるある少年……のびのびー太のために」
ジュウト「もう言っちゃってるし」
雪音「問題があるのならば代わりの顧問を見つければいい、そうすればこの件は闇に葬る」
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俺が何とかして代わりを見つけるしかない。
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