第七話 丁子染 香茶

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出るとこに出られたらこんな木っ端な作品は愚か作者自身が終焉を迎えてしまう。 (最悪掛け持ちでもやってもらうしかない) 俺は今日は部活を休み、他の部活動を見て回る事にした。 -------------- <運動部> 「ヘイパス!ヘイヘイヘイフリー!ヘイヘイヘ……ナイッシュー」 やはり運動部は活気があり楽しそうだ。 これこそが高校生活の醍醐味だろう。 俺も道を間違えなければこんな青春を送っていたのだろうか。 どうしてこんな事に… まだ部活を始めて二週間足らずで俺は人生の崖っぷちに立たされた気分だ。 俺は遺書を残す事にした。 『私、響十十は命を狙われています。  何故こんな事になったのかはわかりません  ただ一つ言える事はオヤシロ様の祟りと関係があるという事です    犯人は自由部全員  これを読んだあなた、どうかこの謎を解いてください  それだけが私の望みです。』 ふぅ、こんなものでいいだろう。 これで俺が首を自分で締める事になっても大丈夫だ。 ふふふ、あははははははは。 「何笑ってんだお前、気持ちわりーな」 おっと、思わず声が出ていたようだ。 俺は声がした方に振り返る。 「……あにやってんだおめー?」 そこにはジャージ姿で咥えタバコをしている茶髪の綺麗な女性が立っていた。     
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