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しかし心配なのは俺にはまだ天性の特技?みたいなものがある事だ。
それはラッキースケベを巻き起こしてしまうこと。
かの偉大なる先人、結城○トさんと同じものだ。
○トさんと違うのはその自覚があり、俺がスケベにあまり反応しないところだろうか。
実は今日一日で十回以上下着に顔を埋めてきた。
誤解のないよう言っておくが自分から下着に飛び込む変態ではない。
向こうから勝手に物理法則を無視し飛んでくるのだ。
あらゆるシチュエーションで。
その度にフラグが立つが面倒なのでそれを打ち消す作業に辟易した。
彼女はそうならないように願
ガッ「あっ」
彼女は木の枝に足を取られ盛大に宙に浮く。
もう来てしまった。
少し先を歩いていたため押さえる事ができなかった。
彼女は物理法則を無視し、バク宙でもするかのようにこちらに舞う。
ドガシャアアアアン!
後ろに回転してきた彼女とぶつかり折り重なる。
「痛たた……」
全ては俺の特質のせいなので彼女は悪くない…が、いきなりフラグを立ててしまった。
きっと目を開けば彼女は俺の上に逆向きに乗り、いわゆるロックな形で俺の顔に下着全開でお尻を向けているのだろう。
そして物静かな彼女だが、少し顔を赤らめ「………見た?」とか言うのだろう。
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