天界懺悔室

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「お前の好みなんてどうでもいい。とにかく俺は、あの頃の面影が一切ない、日本人離れした容姿になりたいんだ」 「……微妙に聞き捨てならないわね。自分がイケメン日本人の代表だと言いたい訳?」 「自分で言うのもなんだが、俺はもてていたと思うぞ?」 「はっ。犯して脅して手籠めにして、それでも自分に懐かない女にはことごとく呪いをかけたくせに、よく言うわ」 「ああ゛~~っっ。そこを突っつかないでくれっ。本当に悪いことをしたなって、自分でも思ってるんだからっっ」  男は頭を抱え、椅子の上に座ったまま身悶える。男の手が掻き回す黒髪が、再び金髪になる。 「あ゛~っっ。今になって閃いたっ。菅原くんからくまもんの着ぐるみを借りとけば良かったあっ」 「あんたにはジャビットくんか、ドアラがお似合いよ」 「…………そこには並々ならぬ悪意を感じるが、気のせいか?」 「あらやだ。そう問われたらこう言うしかないじゃない。気のせいよ」
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