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ピリピリとした小さな痛みを感じると、また喘ぎ声が漏れた。
「はぁっ、あっ、んんっ、あぁぁん」
「食べて欲しいと言わんばかりに……こんな甘い香りをさせて……ねぇ……ずっとこうして欲しかったの……?」
そう耳元で囁かれると、彼の大きな手が私の太ももへとかかる。
器用にショートパンツのチャックを外すと、彼の指先が割れ目へと触れた。
下着の上から触れた彼の手に、思わずビクッと体を跳ねさせると、ドロッと下半身から何かが溢れ出るのがわかった。
「……っっ、としあき……くん」
初めて触れられることに恐怖感が生まれると、私は小さく体を震わながら、そっと義兄を見上げた。
すると彼の手が止まり、今にも泣きそうな表情を浮かべると、頭を抱えるよう額に手を添えた。
「……ごめんなさい。今……私可笑しいのよ……。その香りに……あなたのその瞳に……甘い声に……もう限界……。このままだと歯止めが効かなくなるわ。だから嫌なら……早く私の手を振り払って……」
義兄は何かに耐えるように眉間に皺を寄せると、苦しそうに顔を歪める。
そんな彼の姿に私はギュッと震える手でしがみ付くと、彼の存在を確かめるように顔を摺り寄せるた。
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