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「朝ご飯、俺が作ってみようか」
「えっ、孝明さんが作るんですか?」
「何事も挑戦だろう」
張り切っている孝明さん。
毎日新しい発見があって。
繰り返されるものもあって。
楽しいばかりじゃない日々を、二人で楽しいに変えていく。
そんな作業が、とてつもなく楽しいのだと。
孝明さんとなら、どんな苦痛も楽に変えられる気がする。
「目玉焼きくらいから、始めましょうか。教えますよ」
「一緒に作ってくれるか」
「もちろん」
孝明さんが初めて作ってくれた目玉焼きは目玉がつぶれ黄身と白身が混ざってしまったけれど、これまで食べた目玉焼きのなかで世界一美味しかった。
END
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