☆幸福の朝

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 一緒に仕事を頑張りたいのはもちろんだけど、俺はプライベートの孝明さんも支えたい。  だから、時間に余裕が持てる平社員として、サポートしていきたいし、その分家で孝明さんのサポートもしっかりやりたいそう言って。  そうしたら孝明さんはとても嬉しそうに、わかった、と言った。  わがままを言ったのはわかっている。  仕事であまり拘束されたくないみたいなことを言ったのだから。  それはもちろん、家のことをしたいっていう孝明さんの支えになりたいからだけど。  社会人としては勝手ないいぶんだろうと思う。  でも、それを許してくれる孝明さんの優しさに、俺は甘えている。  だからこそ、頑張らないとと思う。  家では孝明さんにくつろいでほしい。  俺といる方がくつろげると思ってくれるのなら、一緒に寝起きしてもいい。  いや、してもいいじゃなくて、したい。  恥ずかしいって気持ちがあるだけで、俺だって孝明さんといたいのだ。
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