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「常盤くん、これはここでいいのかしら」
「あ、はい。孝明さんに指示された配置はこれで大丈夫です。皆さんの机の周辺とかは好きにしていいと言ってました。あと会議室は皆さんの落ち着くスタイルでいいって」
「どんな感じにするか考えるのワクワクするわね」
「そうっすね。でもしばらく四人ならしばらくは使わないかもしれないっすね。人が増えてきたときに使い勝手がいいように考えた方がいいかも」
「そうね」
あれこれと考えながら一から設置をしていく。
足りないものをピックアップしながら、会社が起動するように準備を進めていく。現実が動き出す。
「社長と、うまくやってるみたいね」
「え、あ、はい・・・」
「うえー、よく聞きますねー。俺お腹一杯でもう満足っす」
「えー? 面白いじゃない。知らない社長の姿がわかって」
入山さんはなかなか悪趣味だ。
孝明さんとは付き合いが長いし、これまでの女関係のことで色々と迷惑を被っているからか、その反撃のように俺から色々聞き出しては直接孝明さんに話してたじろかせている。
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