☆幸福の朝

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 お風呂は、本当に狭かった。  男二人が入ると、本当にジャストサイズって感じで、ぴったりと寄り添う形になった。  背中に孝明さんの温もりを感じて、後ろから抱き締められるような形で入った。 「なんだか、すぐのぼせそうです」 「大丈夫か?」 「なんだか、幸せすぎて」  そう言うと、孝明さんはフッと落とすように笑って顔を傾けキスをくれた。  触れ合うだけのキス。最近そんなキスも増えた。ただ触れ合うだけのキスを、何度もいつでも不意にくれるのだ。  それがくすぐったくて、嬉しくてポッと明かりがが灯るように幸せが生まれる。  そのあとは決まって視線を合わせ笑い合うのだ。
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