1932人が本棚に入れています
本棚に追加
/467ページ
お風呂は、本当に狭かった。
男二人が入ると、本当にジャストサイズって感じで、ぴったりと寄り添う形になった。
背中に孝明さんの温もりを感じて、後ろから抱き締められるような形で入った。
「なんだか、すぐのぼせそうです」
「大丈夫か?」
「なんだか、幸せすぎて」
そう言うと、孝明さんはフッと落とすように笑って顔を傾けキスをくれた。
触れ合うだけのキス。最近そんなキスも増えた。ただ触れ合うだけのキスを、何度もいつでも不意にくれるのだ。
それがくすぐったくて、嬉しくてポッと明かりがが灯るように幸せが生まれる。
そのあとは決まって視線を合わせ笑い合うのだ。
最初のコメントを投稿しよう!