1.はじまりは青

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「理由なんてないさ。青が好きなんだ。それより吐血、大丈夫なの?救急車呼ぶ?」 「いや、勘弁してください。意外と大丈夫ですので」 「でも」 「いや、本当、大丈夫。それより秘密にして下さい」 「あっ、ああ、分かった」 「ありがとうございます。じゃあ、今日の事は二人だけの秘密でお願いします」遥はそう言うと小指を前に突き出した。 「何か、照れくさいな」輝はそう言って遥と指切りをした。
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