9月6日

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ええっ?マジですか! と、いきなりドアが叩かれました。出てみると、Hでした。彼は地震で起きてから、一睡もしてなかったというのです。しばらく明かりはついていたが、その内すっと消えてしまい、その後ずっと停電している、とのことでした。時間は 05:00 ほどになっていました。 ここに至り、ようやく私も「これはもしかして深刻な事態かもしれん」と思うようになりました。素泊まりだったので、昨日のうちに買っておいた朝食を食べ、身支度を調えました。明かりはつきませんが、カーテンを開ければ十分明るい。ホテルの人が昨日のうちにサービスで置いてくれた500ccの水のペットボトルと、紙のサンダル(ご自由にお持ち帰りくださいというヤツです)を持って、Hと共にフロントへ。 ホテルの人たちも状況が分からず困っているようでした。ただ、信号が全部消えている、ということしかわからない、と。とりあえず、予定通りチェックアウトした後、もしどこにも行けないようでしたら11:00まではお部屋にいられますから、と言われました。     
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