0人が本棚に入れています
本棚に追加
僕は僕が嫌いだ
だからあの日、僕は僕を捨てた
誰にも好かれない
誰にも優しくされない
そんな僕なら、僕は要らない
そう思って
僕は僕が好きだ
だけどあの日、僕は僕を捨てた
誰にも解らない
誰にも気付かれやしない
そんな僕なら、僕は要るのか?
そう思った
僕は僕を知らない
だってあの日、僕は僕を捨てた
誰にも聞かれない
誰にも尋ねられない
そんな僕なら、僕は在るのか
不安に思った
僕を捨てた、あの日に戻ろう
僕が僕で在る為に
僕を嫌いで僕を好きな
かつての僕を拾いに行こう
そうすればきっと…
僕は僕を奏でる
あの日捨てた、僕と僕の調
誰にも壊せない
誰にも否定させない
どんな僕でも、僕で良いのだ
ようやく悟った
最初のコメントを投稿しよう!